ごはんで解決!⑮ ~胃腸が疲れた時こそごはんをよく噛んで食べる~ 2021年01月05日

2020年は、新型コロナウィルスの影響により、ライフスタイルが大きく変わった方も多かったかもしれません。

また、新しい生活様式の中で、ストレスを感じた方も多かったことでしょう。

「コロナ太り」という新しい造語が生まれ、「食べること」により罪悪感を持ち、

おかず中心の食生活(主食である「ごはん」を食べない食生活)に変えてみたり、免疫力UPする食事を模索したり・・・

一人一人が「食べること」を例年以上に意識した1年だったようにも思います。

そんな中、良く耳にしたのは「ごはん」を抜く食事スタイル。

おかず中心の食事スタイルだけでなく、1日の食事の回数自体を減らしてしまう方も多くいました。

「ごはん抜き」や「食事回数を減らす」ことは、カロリーも少なくなるしヘルシーと思われている方がまだまだ多いようです。

ただ、それと同時に

「脂っこいものがあまり食べられなくなった」「ごはんを食べてない(食事量を減らした)のに胃が重く感じる」

というお声も多く聞きました。

胃が重く感じる理由はいくつかありますが、「食べたもの」より一人一人の「胃腸力」の影響が大きいように思います。

「胃腸力」が十分でないということは、消化の力が弱っていることを意味するからです。

消化の力が弱っているとき、おかずは胃の負担になります。

 

胃に疲れを感じると、消化によいものを・・・と、

おかゆやうどん、スムージーなど、咀嚼しなくてもすむものを選択する方が多いですが、これは逆効果です。

噛まない食事は、決して胃の状態を良くはしてくれないからです。

一番のおススメは形ある温かいものをよく噛んで食べることです。

胃の状態をよくするお助け食材はやはり「ごはん」。

おかずのメニューは、ご自身が食べたいと思うものを選択します。

注意することはおかずの量を多くしないことです。

また、身体に良いからと日ごろ玄米を召し上がっている方は、少し玄米をお休みしてみましょう。

白米か雑穀ごはん(色のついた雑穀は消化しにくいものが多いので白っぽいっ雑穀を選ぶと良いですよ)がオススメです。

 

食事は内臓の筋トレです。食べることでしか、胃の筋肉は動かせません。

咀嚼をきちんとすることで、消化に必要な唾液や消化酵素がしっかり分泌され、胃の筋肉も動き出します。

活性化した胃は、消化力もあげ、胃の重さや疲れを吹き飛ばしてくれるはずです。

胃腸力は、サプリや薬で上がるものではなく、ご自身の食べ方で鍛えることができます。

噛まない食事では、胃の筋肉も十分に動かず、胃の機能を衰えさせてしまいます。

特に年末年始は、おかず中心になり易く、

ついついごはんを抜いてしまう方も多いと思いますが、「ごはん」のチカラを是非、見直してみてください。

柏原 ゆきよ先生プロフィール

  • 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士

    4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。