ごはんで解決!② ~寒い季節到来、風邪に負けないために気を付けたいこと 50代~ 2019年11月29日

先日、「インフルエンザ流行シーズン入り、過去2番目に早い」というニュースをみました。

皆さんの周りにも、既にインフルエンザに罹っている方がいるかもしれませんね。

 

そして、インフルエンザや風邪がはやると、「免疫力UP」をうたった商品をCMなどで見る機会が増えます。

 

特に50代は、様々な病気のリスクから自身を守るためにも、免疫力を上げていくことが大切です。そのためには、体温を高い状態にもっていくことを意識しましょう。

免疫力は、体温が1度下がると、約30%下がると言われています。理想の36.8度にもっていくにも、実はごはんと味噌汁を中心とした食事がおススメです。

 

もうひとつ、免疫力を上げるには、腸内環境をよくすることも必要です。年齢とともに腸内環境は変化し、ビフィズス菌が減少して悪玉菌が増える傾向にあります。腸内環境を整えるためには、ヨーグルトや乳酸菌を外からとることよりも、腸内にもともといる常在菌を活性化する方が効果的です。なぜなら外から取り入れた菌は、1日から長くても3日程度で便と一緒に外に出てしまいほとんど定着しないからです。

では、腸内の常在菌を、元気にするのにはどうしたらよいでしょうか?一番効果的なのは、食物繊維をとることです。しかも野菜由来のものより穀物由来の食物繊維の方が改善効果が高くなります。つまり、おすすめはお米、そして雑穀です。

体温の為にも、そして腸内環境のためにも、やはり「ごはん」がとても大切です。

50代は、若々しい人と老化していく人との差がつく時期です。ごはんとお味噌汁で、誰よりも若々しく、元気に過ごしましょう。

柏原 ゆきよ先生プロフィール

  • 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士

    4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。