ごはんで解決!⑤~朝食欲がないのは、身体の機能が低下しているかもしれません~ 2020年02月28日

太りにくい体質、病気にならない体質になるには、朝がとても大切です。

朝は体質改善の効果が期待できる重要なタイミング。

低くなっている朝の体温をいかに早く上げるかが、その日の1日の活動に大きく影響をします。

朝、食欲がない・・・もしくは、少しでも睡眠時間を確保したい・・と思って、朝食を抜いてしまうと、

お昼の時間まで体温が低い状態がつづいてしまいます。

これは、免疫力の面でも、太りにくい身体をつくる面でも非常に勿体ないことです。

「朝は排泄・排出の時間だから食べなくてもよい」という考え方もありますが、私の提案は逆です。

朝に食欲がなくて食べない人も多いのですが、それは体の機能が低下している証。

胃腸がきちんと働いてないから空腹を感じないのです。

まずは、朝お腹がすく身体づくりを始めましょう。それには夜の食事がとても重要です。

夜の食事がおかず中心になっていませんか?

特に、夜は太りたくないから・・・とごはんを食べない方も多くいます。

しかし、ごはんを食べずに、おかず中心の食事は、寝ている間の消化吸収機能がきちんと働かない原因になります。

1週間ほど、夕食はごはんと味噌汁を中心にして、よく噛んで丁寧に食べてみてください。

寝る三時間前までに食べ終えていると理想ですが、遅くても1時間前に食べ終わればOKという軽い気持ちで、

チャレンジしてみましょう。

その際、ごはんをしっかり食べる事が大切です。

ごはんは脂質が少なく、消化し易いため食後、寝るまでに1時間程度しか時間がなくても胃腸への負担は格段に少なくなります。

胃腸への負担を少なくすることで消化吸収がうまくいきます。

できれば炊き込みご飯や丼ものではなく、ごはんに、おかずはお味噌汁程度でいいので、

白米をゆっくり噛んで食べてみてください。

よく、かるーくお茶漬けで済ませてしまいます・・という方もいますが、

お茶漬けも、ごはんを食べるという意味では、おかず中心の食事より胃腸への負担は少ないですが、

噛まずに流し込んでしまう方が多いので、胃腸へ少し負担をかけてしまいます。

夜、なかなかゆっくり食べる時間がない方もいるとは思いますが、

おかず中心から、ごはん中心にするだけで、寝つきも、そして朝の目覚めもスッキリし、

朝食欲も湧いてくると思いますよ。

柏原 ゆきよ先生プロフィール

  • 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士

    4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。