ごはんで解決! ~食欲がない日は・・・おかずを減らす(ごはん6:おかず4) 2022年08月01日

暑い日が続いていますね。ここ数年、夏は35度近くの日が増えてきて本当に暑い!

そして「暑いから」と、ついつい冷たいものを手に取っていませんか?炎天下で冷たい飲み物を口にすると、一瞬で気持ちがスッキリし生き返った気がしますよね。冷たい食事メニューなら、食欲がなくてもなんとなく食べられる方も多いと思います。でも、冷たいものをついつい選び続けてしまうと、私たちの身体の中は、想像以上に冷えてしまう場合があります。実は、体内が冷えると胃腸の働きが悪くなりスッキリしない体調が続きやすくなります。そこで、今日は暑くて食欲がないこの時期だからこそ、心がけてほしい食事のバランスについてお話します。

私は日ごろから、「ごはんとお味噌汁」の食生活をおススメしていますが、夏の暑い時期こそ、この食事スタイルを試してほしいと思っています。その際は、是非・・・「ごはん6割:おかず4割」(みそ汁の具材+おかず1品)の、いわゆる一汁一菜を意識してみましょう。この割合は、重量やカロリーではなく、ざっくりとした見た目のボリュームと考えてください。

さきほど、冷たいものの取りすぎで体内が思っている以上に冷えているとお話しましたが、体内が冷えているのは、エアコンの影響もありますし、食欲不足からエネルギーをきちんととれていない・・・という問題もあります。そこで、改めて「ごはん」の力を見直してほしいのです。「ごはん」は、脂質も少なく体内で燃えやすい食材です。しっかり食べることで体温を上げやすくなります。「ごはん」を減らし「おかず」の割合が多くなると、塩分や脂質が増えがちで、胃腸に負担をかけやすくなります。夏バテ気味でどうしても食欲がない日こそ、胃腸に負担をかけない「ごはん」をしっかり食べることをおススメします。そして、お味噌汁・・・暑くて食事を作る気にならない時などは、あえて具沢山にしてお味噌汁だけでも良いと思います。暑い日に熱いものはちょっと避けたい・・・と、思うかもしれませんが、お味噌汁を一口飲んでみると五臓六腑にしみわたり、体内がホッとする事を実感していただけるのではないでしょうか?身体の中は皆さんが思っている以上に冷えているのです。具沢山のお味噌汁には、旬の野菜やきのこを意識して加えてみましょう。具材をあえて大き目に切ることで、調理の手間を省くだけでなく、自然に噛む回数が増えるお食事になります。お味噌汁の塩分を気になさる方も多いですが、前回お話したように味噌の発酵の過程で生み出される成分(ペプチドなど)の中には、血圧を安定させる作用もありますし、汗をかくこの季節にはある程度の塩分も必要ですので、あまり気にされなくても良いと思っています。食欲がない季節だからこそ、一度「ごはん6割+おかず4割」生活をしてみませんか?身体の元気度が飛躍的に高まるはずです。

recommend管理人プロフィール

  • 埼玉県出身。お魚屋からお米業界に転身してはや約15年。 お米の全てを知り尽くす魚を捌ける営業マン。 娘たちが朝ごはんにパンを求めても、食卓から絶対ご飯を外すことはなく、ご飯を愛してやまない。 当サイト管理人として日本の米文化の繁栄と、埼玉西武ライオンズのリーグ優勝を心から願っている。 好きな品種はひとめぼれ。