山形県のオリジナル米 2017年10月23日

山形県のお米と言えば、みなさんどんな銘柄が思い付くでしょうか?
多分ですが、多くの人が「つや姫」と答えるでしょう。
つや姫については別レビュアーの「RYUHEI」さんが評価されているように、平成22年のデビュー以来、圧倒的な食味の高さとそのPRを重ね、一気に不動の地位を確立しました。
まさに食王国の山形県が誇るお米ですね。
ですがそんな中、山形県がつや姫より約20年も前から品種登録していて、食味的にはつや姫を次ぎ、他県産米には引けを取らない素晴らしいお米があることは皆さんご存知でしょうか。
そのお米の名は「はえぬき」です。
今回はこの「はえぬき」をご紹介をさせて頂きます。

はえぬきは1993年に品種登録された、山形県のオリジナルのお米です。
そして現在では山形県全域と他県一部で栽培されていますが、当時は山形県のみでの栽培となっておりました。そして稲の病気や倒伏(お米が栽培中に倒れて伏せてしまう事)に強く、ひとつの田んぼ当たりの収穫量が多い事が特徴です。
また食王国山形県にて開発され作られているが故、もちろん味も美味しいです。
この事を表している良い例として驚くべき情報が有ります。お米は毎年米食味鑑定士が試食しランク付けを行っているのですが、はえぬきは品種登録されてから平成28年産まで毎年最高ランクの特A評価を得ているのです!その総年数なんと23年連続、、、そしてここまで連続して特A評価を受けているお米は、はえぬきの他には日本最高級と言われている新潟県魚沼産コシヒカリだけなんです。恐るべきポテンシャルですよ。

そして実際に食べてみました。
炊き上がりを見るとしっかりとした光沢とつぶ感が伺えます。また粒のサイズはそこまで大きくなく、小ぶりな印象です。そして口に含み噛んでみると、ほんのりとした甘さと、見た目通りしっかりとしたつぶ感・食感を感じます。これは美味しいですね!つぶ感が強いので、固めご飯が好きな人や、そのつぶ感が活きるであろう丼物・お弁当・おにぎりなど色々な用途に使用できそうです。(実は大手コンビニのおにぎりに使用されているらしいです)

山形県と言えばつや姫ですが、その裏には長い年月愛され評価を受けているはえぬきという立派なお米もあるんですね。
ぜひ一度召し上がってみてください!