ごはんで解決!⑬ ~「なんとなく不調」というサインを見逃さない~ 2020年11月09日

前回、夏バテ・秋バテのお話をしました。

今年は酷暑が続いた後、急に気温が下がってきましたね。

新型コロナの影響でいつも以上に体調管理に気を付けて元気に過ごしている方もいらっしゃると思いますが、

「なんとなく不調」という方も例年以上に多いようです。

疲れやすい、肌荒れや吹き出物が出る、食欲がわかない、イライラする。

そんなちょっとした不調は、病気ではないし大したことないと思っている方も多いのですが、

実はその不調こそ、身体からの大切なサインです。

もし、いつもとちょっと違う・・・

という症状があった場合、症状が軽いうちに改善していくことで、病気にならずにすみます。

しかし、たいていの場合、「少しのことだから」「薬を飲めば症状が治まるから」と見過ごしてしまいがちです。

するとそれが積み重なって大きな病気につながっていく可能性があります。

例えば、男性の場合は慢性的な下痢や胃痛。

年齢に関係なく、環境の変化などがきっかけでなる方も多くいます。

これを放っておくと過敏性腸症候群や大腸がん、逆流性食道炎や胃がんなどの病気に罹患するリスクが高くなります。

胃腸薬のほか、最近では下痢のお薬のテレビCMも多いですよね。

これは、そういった症状を多くの方が抱えているという証拠です。

女性の場合は、生理不順や頭痛、便秘や肌トラブルです。

そのままにしておくとホルモンのバランスの崩れから老化を招きやすくなります。

では、「なんとなく不調」を感じた時、私たちはどうしたら良いと思いますか?

もちろん、出来るだけ睡眠をとる工夫をすることも大事ですが、

ここはやはり「食事や食べ方」を見直し、ちょっとだけ工夫をすることを、私はおススメしています。

それぞれの症状別の対策は、次回以降に書きたいと思いますが、全てに共通していえることは、まずは「食べ方」を見直し、

そして「食事の内容」をリセットしよう!ということです。

私は仕事がら会食も多いのですが、いつもと違うサインを感じたら、「ごはんとお味噌汁」の食事に切り替えます。

そして、出来るだけでゆっくり味わって食べるよう意識をします。

食生活を一から見直すのは大変ですが、

自分の食生活を思いきって「ごはんとお味噌汁」に変え、リセットすることは、あまり難しくなく出来ると思います。

「ごはんとお味噌汁」で食事内容をリセットし、

いつもより時間をかけてゆっくり食べることを意識すると、まず胃の重さを感じにくくなります。

ごはんは、胃腸への負担を軽くしながらも、きちんと体内に必要なエネルギーを生み出す素晴らしい食材だからです。

お味噌汁の具もなるべく胃腸に負担をかけない旬の栄養がつまったものが良いですね。

この時期、おススメなのは、カブやサツマイモ。

しっかり大きめに切り「噛む」ことも意識したいところですが、

「噛む」のもちょっと面倒と思ってしまう場合は、

レンコンやカブ、長芋をすりおろしたものを、温めたお味噌汁の仕上げに加え、一煮立ちさせたものもおススメです。

一口味わうと、じんわりと身体を内側から温め、ほっこりとした気分になるはずです。

「なんとなく不調」という方は、是非一度、「ごはんとお味噌汁」で食事内容をリセットしてみてください。

 

そして、次回・・・これからの季節にはつらい「冷え・低体温」についての対策をお話ししたいと思います。

 

 

柏原 ゆきよ先生プロフィール

  • 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士

    4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。