ごはんで解決!⑯ ~今年こそ、体質改善したい!そう思っている時ほど避けたいこと~ 2021年02月16日

2021年・・早いもので1か月が過ぎました。

今年は、お正月気分をあまり感じないまま節分に突入・・・という感じですね。

関西の風習だった恵方巻が全国に広まり、2月2日(今年は147年ぶりに2月2日なんですね)は「海苔巻き」を食べるという方も多いかもしれません。

恵方を向いて無言で食べると良いと言われていますが、決して急いで飲み込まず、幸を祈ってゆっくり恵方巻を味わってくださいね。

さて、例年、お正月が過ぎ節分近くになると「今年こそ体質改善したい!」といったご相談が増えます。

昨今では体質改善のためにファスティング(断食)にチャレンジする方も増えているようですが、

ファスティングはそもそも修行の一環か、身体の状態が深刻な方が病気の改善の為に行うものです。

ですから、健康な人が頻繁に行うものとしてはあまりおススメしません。

ファスティングしたあと、食べる量が減って喜ぶ人がいますが、これは胃腸の筋力が落ちて、食事を受けつけられなくなったということです。

胃腸を休める為、体質を改善するため・・・

とチャレンジしたファスティングが、かえって胃腸の筋肉を弱くし、老化現象と同じような状態を体内で作り出す可能性があるのです。

自身の健康のため、そして若々しさの為に体質改善をしたい時こそ、長く続けても問題のない方法を選びたいものです。

私がいつもお話ししている「ごはん」と「お味噌汁」の組み合わせは、長期間無理なく続けることができます。

ここが体質改善にはとても大切なポイントです。人生は長いので、一時的な改善ではなく、きちんと食べて根本から変わることが必要だからです。

そして、いくら栄養素が豊富だからと、スムージーなどの噛まずに飲み込める流動タイプのものではなく、

ご自身の胃腸をしっかり動かす事のできる噛む食事を常に意識してみてほしいものです。

一度食べられなくなると、食べられるように戻すのは難しく、60代以降の方だと一気に衰えてしまうケースもあります。

少し話がそれますが、介護の現場では、流動食しか食べられなくなると老化が加速すると言われています。

特に脳機能の衰えが顕著!

噛むことがどれだけ脳の健康を保っているかは、医学的な見地からも明らかなので、わざわざ噛まない選択をしない方が良いと私は考えています。

ファスティングなどで若いうちに食事量を減らすことは、自分から体内の機能を衰えさせ、わざわざ老化を早めているようなものです。

体質改善を考えているのであれば、ファスティングや噛まない食事ではなく、

しっかり噛んで自身の体内の機能を活性化させるために「ごはん」を上手に取り入れて欲しいです。

柏原 ゆきよ先生プロフィール

  • 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士

    4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。