4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。 これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。 20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。 著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。
ごはんでおなかやせ③ ~宴会シーズンを楽しみつつ、太らず乗り切る方法~ 2018年12月25日
いつもお読みいただきありがとうございます。
年末年始は、お付き合いの機会が増え、外食やお酒の量も増えがちですね。
毎年この時期は、体重が増えてしまう、という方も多いのでは?
体重が増えた時、食べる量を減らす、食事を抜くなどのコントロールをしていませんか?
実は、それが太りやすく、やせにくい体質を作っている原因かもしれません。
食事量が多かったり少なかったり、食べたり食べなかったりと
「ムラのある食べ方」をしていると、溜め込み体質になるからです。
そのような食べ方は、血糖値が不安定になりやすく、糖尿病のリスクも上がります。
これまでのコラムでもお伝えしていますが、ごはんを中心にした基本的な食事を習慣化していると、ごちそうの日が多少続いても体重が急に増えることはありません。
まずは、基本の振り返りです。
・食事は抜かずに定期的に食べる。できれば1日3回。
・ごはんとみそ汁をしっかり食べて、おかずは控えめにする。
・食事の量でコントロールするのではなく、ごはんとおかずのバランスでコントロール。
かんたんですよね?
もう少し具体的に、事例で説明しましょう。
① 夜に宴会やコース料理などごちそうを食べるとき
こんなときに多いのは、夜にカロリーをたくさん摂ってしまうから、昼を抜いたり、サラダだけにするなどで調整するケース。昼にちゃんと食べていないと、夜ごちそうを食べるときには、かなりの空腹状態で血糖値も下がっりきっています。このような状態で食べると、今まで抑えていた分、吸収率があがり、血糖値も急上昇しやすいため、太りやすいのです。
<解決法>
こんなときは、昼は抜かずに食べましょう。夜の食事でおかずが多くなるので、昼はおかずを控えてごはんとみそ汁中心というシンプルな組み合わせがおすすめです。
② 昼にバイキングなどで食べ過ぎて、おなかいっぱい!
このようなとき、夜になってもあまりお腹が空かないこともあって、夜を抜いてしまいがちです。お腹が空かない理由は、油っぽいものや、肉料理などが多いことで、胃がもたれ、胃腸の動きが悪くなっているからです。胃腸の動きが鈍くなると、食べたものが長く体内に留まるため太りやすくなります。そして、次の食事を抜くと、胃が動かないため、さらに太りやすい状態を長引かせてしまいます。
<解決法>
こんなときは、夜を抜かずに食べましょう。昼におかずをたくさん食べていますので、夜はおかずを控えてごはんとみそ汁というシンプルな組み合わせがおすすめです。
いかがでしょう?
ごちそうを食べる前も、後も、ごはんとみそ汁を食べることが太りにくい体を作る秘訣です。
ごはんの力ってすごいと思いませんか?
宴会の時の食べ方の工夫は、前回のコラムを参考にしてください。
来月は、そうは言っても年末年始に太ってしまった!という方の、リセット法をお伝えします。
柏原 ゆきよ先生プロフィール
- 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事 一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事 一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士