ごはんで解決!③ ~年齢のせいにしない!いつまでも若々しく元気にはつらつと過ごすコツ60代以降~ 2019年12月24日

例年になく寒暖差が大きい毎日。調子を崩されている方も多いようです。

特に60代以降の方々は、体力や筋力の衰えも感じ始め、弱気になってしまわれている場合もあるようです。

年齢を重ねると、「ごちそうはよくない。粗食がいい」と、様々な工夫をされている方が増えてくるのですが、毎日が粗食という単調な食生活や、ローカロリーの食事、糖質制限などはかえって体力を落とし危険です。

ごはん、お味噌汁を中心にしながら、適度にお肉や揚げ物を食べた方が、老化しにくくなります。

70代以降になると、やわらかい物を好む方が増えてきますが、よく噛まないと全身機能が低下し、寝たきりのリスクや認知症のリスクがあがります。

咀嚼力が落ちると、歯も弱くなります。歯を健康に保つには噛む刺激がとても大切です。

人間は歯が衰えると、一気に老化が加速すると言われています。噛むことが可能であれば、頑張って噛む食事をした方がいいです。

また、私は外食もおススメしています。普段、自宅で食べないようなものを食べたりして、変化のある食事は、気分も変わり、楽しさを感じ、食欲にもつながります。

健康寿命の長い人は、1日3食欠かさず、特に朝食をしっかり食べている習慣を持っています。

元気にはつらつと過ごしたいと思うなら、食事量を減らさず、自分の歯でしっかり噛んで食べましょう。

健康食品や野菜ジュースに頼ってしまうと、体内の消化吸収機能が衰えやすくなります。

食べ物を咀嚼し、栄養を吸収する力を落とさないよう、ごはん、お味噌汁を中心に楽しい食事を心がけましょう。

柏原 ゆきよ先生プロフィール

  • 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事 一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事 一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士

    4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。 これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。 20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。 著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。