ごはんで解決!④ ごはんを食べる子は、元気に育つ! 2020年02月04日

味覚は6歳くらいまでに形成されると言われています。

6歳までにどんな味の経験をすることも大切ですが、「噛む力」も重要です。

実は、味覚には、咀嚼と唾液の分泌量が影響します。噛まない食事で唾液の分泌量が少ないと、味を感じにくくなってしまいます。

また、あごの形、歯並びは離乳期から3歳までの咀嚼の習慣で決まるともいわれています。つまり、しっかり噛む食事は、子どもにとってもとても大事です。

もうひとつ、胃腸の機能の土台も6歳くらいまでに作られると言われています。

胃腸を丈夫に育てていくには、小さい頃からの咀嚼する習慣がとても大切になります。

また、すごいスピードで成長する子どもには、大人が考えている以上にエネルギー源が必要です。

「うちの子、ごはんばかり食べて心配です」とか「野菜をあまり食べないんです」といった相談をよくうけますが、こどもは生きる為の本能としてごはんを求めます。

子どもが元気に育つためにも、「ごはんをよく噛んで食べること」は非常に重要な役割を果たします。

咀嚼力を高めるために、あえて大きめの野菜や具材を入れたお味噌汁があれば、風邪もひきにくくなりますよ。

柏原 ゆきよ先生プロフィール

  • 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事 一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事 一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士

    4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。 これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。 20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。 著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。