埼玉県出身。お魚屋からお米業界に転身してはや約15年。 お米の全てを知り尽くす魚を捌ける営業マン。 娘たちが朝ごはんにパンを求めても、食卓から絶対ご飯を外すことはなく、ご飯を愛してやまない。 当サイト管理人として日本の米文化の繁栄と、埼玉西武ライオンズのリーグ優勝を心から願っている。 好きな品種はひとめぼれ。
ごはんで解決!~むくみの悩みは、エネルギー源とカリウムを積極的にとる~ 2021年07月01日
大気が不安定な時期がもう少し続きそうですね。季節の変わり目のこの時期、体調を崩される方も多くいます。そして、蒸し暑さに食欲が減退する方も多いですよね。「むくみ」が気になるという悩みが増えるのも、この時期です。
むくみは、腎機能の低下のほか、意外と知られていませんが、胃の不調も影響します。むくみを引き起こす要因は様々ありますが、①水分の代謝機能が弱いこと、②筋力の低下、③塩分の摂りすぎ、④胃のぜんどう運動の低下などが代表的な理由です。
腎臓は、実はエネルギーをたくさん使う臓器です。エネルギーが循環していないと、腎機能が働きにくくなるため、まずは、燃料となるごはんをしっかり食べましょう。また、塩分の摂りすぎにも要注意。おかずを全体的に薄味にしても数多くのおかずを食べると、食事全体の塩分量は思いのほか多くなります。逆に、ごはんをしっかり食べておかずを減らす事で、しっかりした味付けのおかずでも、トータルの塩分量を減らすことが可能になりますので、塩分が気になる方は、「ごはん>おかず」を心掛けると良いですよ。
そのほか、むくみを防ぐにはカリウムを積極的に摂ることも大切です。カリウムには、体内の塩分を外に出す力があり、野菜、海藻、果物に多く含まれています。ただカリウムは、水溶性の栄養素なので、例えば、野菜をカットしてから洗うと、流れ出てしまいます。ほうれん草なら、丸ごと茹でてから切るようにするなどの工夫も大切です。その点、お味噌汁はおススメです。新鮮な旬の野菜をたっぷり入れる事で、カリウムをしっかり摂ることができますし、お味噌汁を最後まで飲み干せば、汁の中に溶け出したカリウムも摂ることが可能になるので、とても良い食べ方だと思います。
蒸し暑くなってくると、エアコンの効いた部屋に長時間いることが増えたり、冷たい飲み物を好むようになったり・・・と、ご自身が思っているよりも体内が冷え、胃腸の動きが悪くなることもあります。さらに、食欲がなくなり濃い味付けのものを好むなど、むくみを引き起こしやすい状況に陥りやすいもの事実です。だからこそ、温かいお味噌汁とごはんをしっかり食べて、体内の機能を活性化し、エネルギー循環をよくしましょう。
また、「顔がむくむ」というお悩みも多く聞きます。顔のむくみは、噛んでいない人に多く見られます。ですから、形のあるものを選びしっかり噛んで食べましょう。それだけでも、「顎のラインがシャープになった」「ほうれい線が目立たなくなった」という報告をよく受けます。
「ごはんとお味噌汁を3食きちんと食べる」ことは、むくみの解消はもちろん、これからの暑い季節を元氣に乗り切るパワーの源になりますので、是非、実践してみてくださいね。