埼玉県出身。お魚屋からお米業界に転身してはや約15年。 お米の全てを知り尽くす魚を捌ける営業マン。 娘たちが朝ごはんにパンを求めても、食卓から絶対ご飯を外すことはなく、ご飯を愛してやまない。 当サイト管理人として日本の米文化の繁栄と、埼玉西武ライオンズのリーグ優勝を心から願っている。 好きな品種はひとめぼれ。
ごはんで解決!~ホルモンの変化と上手に付き合う・・・健康食品より「ごはん」~ 2021年08月31日
今年の夏は長雨・・・そして猛暑と、例年以上に湿度が高く暑い日が多かったですね。私たちは、気温の高さより、湿度によって不快を感じる事も多いので、いつも以上に心身ともにストレスを感じている方が多いかもしれませんね。そして夏のこの時期は、自分自身の体調に関する違和感を「夏バテ」の一言で済ませてしまっている方も非常に多い印象です。でも、その違和感、本当に夏バテだけが原因でしょうか?今回は、最近ご相談の多い、更年期障害について触れたいと思います。
更年期障害は、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調のことで、自律神経失調症の一種です。年齢を重ねると、特に女性は50代を過ぎたあたりからホルモンのバランスが大きく変わり、不調を訴える方が多いですし、最近は、男性の更年期障害も多く聞かれます。年齢からくるホルモンの乱れによる更年期障害の対策には、食事を含めた毎日の生活リズムを整える意識が有効です。1日3食、よく噛めるものを選んでしっかり食べるだけで、自律神経が徐々に整い、体調が乱れにくくなります。
更年期症状が出る頃というのは、体力が落ちたり、肌の衰えを感じたり、体調の様々な変化を感じやすい時期です。特に、ダイエットを繰り返して食事を減らしたり、朝食を抜いてきた人は、代謝機能が落ちて自律神経が乱れている場合も多く、更年期症状を感じやすいようです。
老化を無意識に進ませないためにも、ここで体質改善をしたいところです。まずは、朝起きたての動き出す前の体温をチェックしてみてください。最近は新型コロナウィルスの影響で検温が日課になっている方も多いと思いますが、一度、布団から起き出す前に計ってみることをおススメします。その際、36℃以下なら要注意。代謝機能が落ちていたり、ホルモンが乱れている可能性が高いからです。目標は36.5℃以上です。
体温が低い場合は、夏の暑い朝であっても、冷たい飲み物ではなく白湯で体を内側から温めるか、朝目覚めたら、熱めのお風呂に入って一気に体温を上げ、胃腸の動きが良くしてから、朝ご飯をとるようにしてみてください。パンやスープより、ごはんとお味噌汁の朝食をとると、身体がポカポカしてくることを体感し易いと思います。食事は副交感神経を優位にし、自律神経のリズムを整えるのに一役かってくれます。ですから、まずは朝ご飯で、自律神経のリズムをきちんと刻みたいものです。その為にも、よく噛むことをお忘れなく。可能であれば、ごはんは少し硬めに、お味噌汁には大きく切った野菜をゴロゴロ。意識しなくても噛むことができる工夫もおススメです。健康食品などに頼る前に、一度、食生活を見直してみましょう。