ごはんで解決! ~季節の変わり目に体調を崩さない食べ方 2023年05月01日

ゴールデンウィーク明けの5月8日には、新型コロナウィルスの感染法上の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行する事が決まっています。この季節は、気温差もあり体調を崩しやすい方も多いですよね。自分の身は自分で守る・・・今回は、季節の変わり目に体調を崩さない食べ方についてお話します。

実は、5月は心身共にストレスフルな季節

4月、新しい環境でスタートを切った方だけでなく、ご自身は特に変化がなくても、取り巻く環境が変わるなど春はなにかと変化の多い季節です。それに加え、季節の変わり目。気温差が大きい季節でもあります。そもそも身体には「適応力」というものが備わっていますが、「適応力」を発揮させるには、身体の代謝をあげ、活性化させることが必要です。「適応力」がしっかり発揮できないと季節の変わり目や環境の変化に対して、心身ともに疲れ易くなり、体調不良になりがちです。代謝をあげる・・・と聞くと、身体を動かしたり、汗をかくことをイメージする方が多いですが、体内に目を向ける方は少ないと思います。皆さんは「体内エクササイズ」を意識されたことはありますか?私は、「食べる事=体内エクササイズ」だと、かねてからお伝えしています。実は私たちが生きていくために必要な栄養を吸収するためには、胃腸の筋肉をグイグイと動かす必要があります。しかし、胃腸の筋肉は、食べる事でしか動かす事ができません。ですから、「しっかり食事をする事」が、体内を活性化させ、代謝UPにも繋がるのです。

季節の変わり目に負けない「適応力」をつける食事で気をつけたいのは大きく2つ。

1つは、流動食的なゼリー系のものやスムージーなどより、よく噛んで食べる食事をおススメしています。中でもお米は、脂質分も少なく、エネルギー源として燃やしやすい為、体内を活性化させるにはもってこいの食材です。

2つ目は、旬の野菜を上手に取り入れる事。特にこの季節は、身体の機能を目覚めさせる苦みのある旬野菜も出回ります。また「新」とつく野菜類も柔らかく美味しい季節です。旬の野菜を使って色々とお料理を楽しむのも良いですが、お料理の苦手な方、時間がない方は、お味噌汁に旬の野菜をたっぷり入れてみてください。お味噌汁のすごい所は、意外とどんな野菜も美味しくしてくれるところです。この時期柔らかい「ニラ」もお味噌汁にはよく合います。主食を、パンや麺類からごはんに変えるだけでも、噛む回数と唾液量が増え、胃腸の動きが活発になり、体内も活性化します。季節の変わり目だからこそ、ごはんを味方に、しっかり食事を楽しんでみてくださいね。

recommend管理人プロフィール

  • 埼玉県出身。お魚屋からお米業界に転身してはや約15年。 お米の全てを知り尽くす魚を捌ける営業マン。 娘たちが朝ごはんにパンを求めても、食卓から絶対ご飯を外すことはなく、ご飯を愛してやまない。 当サイト管理人として日本の米文化の繁栄と、埼玉西武ライオンズのリーグ優勝を心から願っている。 好きな品種はひとめぼれ。