埼玉県出身。お魚屋からお米業界に転身してはや約15年。 お米の全てを知り尽くす魚を捌ける営業マン。 娘たちが朝ごはんにパンを求めても、食卓から絶対ご飯を外すことはなく、ご飯を愛してやまない。 当サイト管理人として日本の米文化の繁栄と、埼玉西武ライオンズのリーグ優勝を心から願っている。 好きな品種はひとめぼれ。
ごはんで解決! ~年末年始にも役立つ・・・お酒を楽しむときに心がけたい事 2023年12月25日
今年も残りあとわずかですね。
2023年は、例年より寒暖差の大きい1年だったように思います。寒暖差は私たちの体にとって、思っている以上に大きな負担になっています。特に「冷えは万病の元」とも言われますので、体温をしっかり維持したいものです。前回お伝えした通り、体温を維持するためには、しっかりご飯を食べていただきたいのですが・・・そこはお正月。お酒を飲む機会も増え、太りたくないばかりに、ごはんを少なくする方も多いと思います。そこで今回は、お酒を飲む時こそ、ごはんがおススメな理由をお伝えします。
お酒を飲んだら、〆にはごはんとお味噌汁が正解
忘年会、新年会、そしてお正月。お酒の席も多くなる季節です。「お酒=太る」と考え、「お酒を飲むからご飯は抜く」という方がいますが、お酒では太りません。もし、太っているとしたら、おつまみや食べものが大きな原因です。むしろお酒の席では、ごはんをきちんと食べることをおススメします。アルコールを分解処理する役割のある肝臓は、とてもエネルギーを必要とする臓器です。エネルギーが不足すると機能がうまく働かない為、カロリーが必要です。残念ながら、アルコールでとったカロリーは、そこには使えません。きちんと食事をして、食べもののカロリーで肝臓を動かす必要があるのです。
肝臓を効率よく動かすために必要なエネルギーが炭水化物です。炭水化物が少ないと肝機能が悪くなりやすい為、食べずに飲む人は要注意。健康的にお酒を楽しむために、お酒を飲むときはおかずやおつまみを減らして、〆にごはんとお味噌汁を食べると、二日酔いにもなりにくくなりますし、朝の体調が明確に違います。お酒が残らない上、胃が軽く感じられるはずです。
食べすぎ回避にもごはんを活用
おせち料理など、おかず中心になりやすいお正月ですが、出来るだけごはんを上手に活用してみてください。飲む前にオニギリで軽く小腹を満たすと、過食防止になります。そして、やはり噛むことを意識すること・・・特にお酒の席では、そしゃくを忘れがちです。噛む時には、グラスを置くだけでも、そしゃくに意識がいくはずですし、〆のごはんは、出来れば、チャーハンや炊き込みご飯のようなごはんそのものに味のついているものを避け、白米にするだけでも噛む回数は自然と増えます。お酒を楽しむ機会が多い時期だからこそ、ごはんの力を改めて見直してみてくださいね。