ごはんで解決! ~暑さに負けないカラダにする 2023年08月01日

暑い日が続き、ついつい「冷たいもの」に手がのびてしまいますよね。最近の暑さは、体温に近い温度になる地域もあり、外出を控えるように呼びかけられたりするほどです。皆さんはお変わりありませんか?前回、熱中症対策にもごはんが有効・・というお話をしました。今回は、さらに、暑さに負けずに元氣に過ごすために、ごはんを味方にするポイントをお伝えします。

 

ごはん・・・は、白米が基本

 

「ごはんなら、チャーハンやリゾット、炊き込みご飯でもよいですか?」・・・と、多くの方から聞かれます。もちろん、チャーハンや炊き込みご飯を食べていけないわけではありません。でも、暑さに負けないカラダを意識するなら・・・日常的には「白米」もしくは、「雑穀ごはん」がオススメです。その理由は「咀嚼(そしゃく)」にあります。私たちの食べ物を飲み込む機能は、味がはっきりしているものほど飲み込みやすい傾向にあります。つまりチャーハンや炊き込みご飯など、味付きのごはんは、咀嚼をしっかりしていない段階でも飲み込みやすいのです。その点、味のついていない白米や雑穀米は、噛むことで甘味などの味を認識し飲み込みます。早食いの方の多くは、ごはんと一緒にしっかりと味がわかるおかずと一緒か、汁物で流し込んでいるケースが多いのも特徴的です。是非、一度、おかずとごはんをしっかり分けて食べてみてください。いつもより意識せずとも咀嚼の回数がおおくなるはずです。しっかり咀嚼した食べ物は、胃腸に入った際に消化の負担も軽くなり、暑さで疲れている内臓の働きの助けになります。

 

お味噌汁には野菜をたっぷり

 

そして、ごはんと一緒に召し上がっていただきたいのが、「お味噌汁」。そして、お味噌汁にもポイントがあります。1つは、大きめに切った野菜をゴロゴロ入れる事。あえて大きく切ることで、こちらも自然と咀嚼が促されます。また、野菜に含まれているカリウムのお陰で、塩分を排出する力も大きくなります。是非お野菜は2種類以上入れるようにしてみてください。そして、もう1つのポイントは、美味しい出汁とお味噌の組み合せを楽しむ事です。野菜やキノコ類からは、滋味深い出汁が出ますし、かつおだしや煮干しの出汁もおススメ!出汁を効かせることで、お味噌の量が少なくてもしっかりとした味わいになるので、塩分が気になる方にもおすすめです。前回お話ししたように、「ごはんとお味噌汁」は夏の疲れを吹き飛ばす最強の組合せ!是非、ポイントを押さえて暑さに負けず元氣に過ごしましょう。

 

recommend管理人プロフィール

  • 埼玉県出身。お魚屋からお米業界に転身してはや約15年。 お米の全てを知り尽くす魚を捌ける営業マン。 娘たちが朝ごはんにパンを求めても、食卓から絶対ご飯を外すことはなく、ご飯を愛してやまない。 当サイト管理人として日本の米文化の繁栄と、埼玉西武ライオンズのリーグ優勝を心から願っている。 好きな品種はひとめぼれ。