4万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。 これまで多くのトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。 子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。 20年におよぶ健康ブランディングの専門家として社員研修やメニュー開発、大人向け食育セミナーの監修、上場企業や全国の地方自治体と健康プロジェクトを推進するなか、「健康食育マスター講座」を主宰し、健康食育の専門人材育成にも力を注いでいる。 また、2008年より定食チェーン大戸屋の食育プロジェクトにて、社員研修、メニューアドバイス、食育セミナーの監修などを行う。 著書は、『~ズボラな人に朗報!~食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)、『お腹からやせる食べかた』(講談社)など累計 10 万部を超える。 そのほか、食べてやせる具体策をお届けする無料メルマガ『おなかやせメール』も人気となっている。
体を温めるごはんの力 ~冷えを改善!体温アップで体質改善~ 2019年02月20日
「冷えの改善」といわれて、ごはん(お米)をイメージする人は少ないと思いますが、私の経験上、最も効果的な冷え対策が「ごはんをしっかり食べること」です。
今回は、「ごはんで冷えない体づくり」をテーマにお伝えします。
そもそも、体が冷える、体温が低いというのは、健康に対する大きなリスクです。
「冷えは万病の元」とも言われるように、体が冷えていると病気になりやすい体の状態を作り出してしまうのです。冷えなくなるだけで、体調やお肌の状態が変わり、太りにくくなり、免疫力が上がって風邪などもひきにくくなります。
疲れやメンタルの変化もありますので、体質改善の第一歩となります。
私たちは、食べたものを燃料としてエネルギー(熱)を生み出し、それを使って生きています。つまり、熱を生み出すことが生命活動の基本ともいえます。24時間ずっと熱を生み続け、36度前後をキープするには、たくさんの燃料を必要としています。
その燃料のメインとなるのが炭水化物です。
だから、炭水化物を控えると体が冷えやすくなる傾向があります。
炭水化物と言っても、様々な食材に含まれていますが、面白いことに食材によって、体の反応が違います。どの食材に摂るかで結果が大きく変わるのです。
そこで、私がおすすめしているのは、ごはん(お米)です。
理由は、体を温めやすい食材であり、エネルギーとして持続力があるから。
残念ながら、小麦や砂糖などの甘いものからの炭水化物は、
体温が上がらないどころか冷えやすくなる傾向もあります。
ごはんを食べていても冷えやすい、という方は、
食べる量と食べ方を見直してみましょう。
ごはんを食べていても、量が少ないと、燃料として足りない可能性があります。
燃料切れを起こしていると、体温を下げて節約モードになってしまいます。
また、食べるタイミングも重要です。
1日3回の食事を基本として、定期的に燃料を補給しましょう。
特に、朝ごはんは重要です。
一番体温が下がっているタイミングで、しっかりと燃料を補給して欲しいのです。
体質改善をしたい方は、ごはんとみそ汁を中心に、おかずを控えてごはんしっかりという食事を1日3回食べてみてください。
1週間くらいで、体の温かさ、気温の感じ方などに変化があるかと思います。
まずは、今の自分の体温をチェックしてみてください。
朝起きたてのタイミングで何度でしょう?
36度よりも低かったら、黄色信号です。
目標は36.5~37.0度くらい。
そんなに高いの?と感じる方もいるでしょう。
それだけ、現代人の平均体温が下がってきているのです。
体調が思わしくない、という方は冷えが原因にあるかもしれません。
ごはんが太るというのは大きな誤解です!
体が冷える=エネルギーを消費しない体、といえます。
消費が少なくなる方が太りやすい状態になりますので、燃料となるごはんをしっかり食べて、燃える体づくりをするとやせ体質に近づきます。
具体的な食べ方は、これまでのコラムを参考にご覧ください。
柏原 ゆきよ先生プロフィール
- 一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事 一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事 一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー 管理栄養士