いのちの壱
「いのちの壱」
何とも神秘的で清らかな雰囲気を醸し出している言葉ですが、なんとこれお米の品種名なんです。
そして今回はこの神秘的なお米をご紹介させて頂きます。
いのちの壱は神秘的な名前の通り、謎のヴェールに包まれているお米です。
まず誕生が謎です。岐阜県のある農家さんがコシヒカリを栽培していたのですが、収穫時期のある日、いつも通り田んぼの見回りを行っていた所、やけに背の高い稲が2株あったそうです。なんだろうと確認してみると、その稲は隣に栽培されているコシヒカリとは全く別物の稲を形成していました。そしてこれがいのちの壱の誕生となります。ここで勘の良い方は気づかれたかと思いますが、そうです、いのちの壱は突然変異なんです!なのでコシヒカリから生まれたように見えますが、その遺伝子構造は全くの別物で未だに"親"が分かっておりません。これこそ正に天からの授かりもの。
そして粒形(米粒の形)はより興味深いです。なぜなら、サイズがものすごく大きいのです。私も数多くのお米を見てきましたが、これほど大きくしっかりとしたまるでラグビー選手のような米粒は見たことありませんでした。「何なんだろうこのお米は、、、」
そして最後に炊飯し食べてみて驚かされました。炊き上がりはもちろんツヤツヤで、ツヤツヤです。そして噛んでみると分かるそのもちもち感と弾力の強さ。それと同時に広がるほんのりとした甘さ。粒の大きさが影響しているのでしょうか、今まで食べたことのない食感です。これには心底驚かされました。ものすごく美味しい!そして気が付いたらおかずも食べずご飯だけを食べていました。。。一級品のお米とは正にこういったお米の事なんでしょうね。
このお米は人生の内にぜひ一度は召し上がってほしいです。食味の高さから少々値段は高いですが、お米の奥深い世界に入り込める一歩になるかもしれません。
是非、ご賞味ください!